エクストレイル クリーンディーゼル車に搭載の「M9R エンジン」は、ニッサン自動車とルノーが共同開発した直4の2000㏄のディーゼルターボエンジンです。
ロングドライブを存分に楽しめる走行性能に加えPM(粒子状物質)や環境負荷物質の排出レベルを大幅に低減する環境性能、さらには、静粛性や経済性までも両立しています。
このエンジンはコモンレールシステム(高圧な燃料噴射を電子制御にて行う)により燃焼効率を向上させ、黒煙の発生を抑制します。
そしてリーンNOxトラップ触媒(LNT)により、エンジンの燃焼により排出されるNOx(窒素酸化物)を、無害なN2(窒素)とH2O(水)とCO2(二酸化炭素)へ浄化する触媒を採用しています。燃焼によって発生した黒煙を捕集した後、高温の排出ガスで自動的に酸化させ、黒煙を主成分とするPM(粒子状物質)をDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)によって99%以上除去します。
よってこのエクストレイルのクリーンディーゼルエンジンは、NOx・PM法の基準をクリアしていますので、首都圏のディーゼル規制地域にお住いのユーザー様にも問題なく所有いただけます。
最高出力は173馬力、最大トルクは、36.7キロと、3000ccガソリンエンジン並みの高出力となります。
そのため、ガソリン車は「無段変速CVT」ですが、クリーンディーゼル車は「6速AT」となります。
これはCVTがクリーンディーゼル車のトルクに耐えられない為、耐久性が高い「6速AT」が装備されています。
それほどまで力強いクリーンディーゼルエンジンの気になる燃費は、一般市街地の通常運行で10㎞前後、高速巡行で12㎞前後となり、低コストの軽油と相成りなかなかの経済性です。(ノーマルラジアルタイヤ時)
※当社デモカー BFグッドリッチオールテレン装着車両で満タン法にて比較
高速道路を平均時速90㎞で約100㎞
市街地~郊外約421㎞走行 合計走行距離約521㎞
消費燃料 約53L 軽油1Lあたりの走行距離 9.8㎞
クリーンディーゼル車とガソリン車の比較
ディーゼルエンジン | |
エンジン型式 | M9R |
種類 | 直列4気筒 |
排気量 | 1995㏄ |
吸気方式 | ターボ |
使用燃料 | 軽油 |
最高出力 | 173ps/3750rpm |
最大トルク | 36.7kgm/2000rpm |
ガソリンエンジン | |
エンジン型式 | MR20DE |
種類 | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 1997㏄ |
吸気方式 | 無 |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
最高出力 | 137ps/5200rpm |
最大トルク | 20.4kgm/4400rpm |
アウトドアライフを追求していくと、少なからず移動時の燃料代が気になることは多いのではないでしょうか。
キャンプでいえば設備の充実した、一度は行ってみたい人気のオートキャンプ場釣りでいえばそこにしか生息しない貴重な一尾。
それらを求めていくと必然的にアウトドアマンの行動範囲は広がってしまいます。
トルクフルなパワーと頼もしい4WDの走行性能、そしてアウトドアに最適な純正装備の組み合わせはこのエクストレイル×クリーンディーゼルならではのもの。
ガソリンエンジンのような瞬間的なダッシュは苦手ですが、全域でゆとりある走行と経済的な燃費の良さにより、アウトドアを好むユーザーが増え続けています。